« 前橋、名前の無かったもの巡り③前橋駅前 『建設と平和』像。第4回「石を投げれば分部にあたる。」 | トップページ | 前橋はこれからが自転車ベストシーズン。 »

2012年10月17日 (水)

前橋、名前の無かったもの巡り③前橋駅前 『建設と平和』像。第5回「略歴は語る。」

第5回 「略歴は語る。」



 分部順治(わけべじゅんじ)の略歴は以下の通りです。

略 歴

1911年(明治44年)     群馬県高崎市に生まれる。 

1928年(昭和3年)17歳   建畠大夢氏に師事。 

1929年(昭和4年)18   北村西望氏に師事。 

1932年(昭和7年)21歳   第13回帝国美術院展覧会「母と子」初入選。 

1934年(昭和9年)23   東京美術学校彫刻家木彫部卒業。正木記念賞受賞。 

1937年(昭和12年)26歳   第1回文展「若い男」特選受賞。

1938年(昭和13年)27歳  第2回文展「男立像」特選受賞。

1940年(昭和15年)29歳  皇紀2600年奉祝美術展覧会「黙する男」出品。

1944年(昭和19年)33歳  文部省戦時特別美術展覧会「皇士ヲ護ル人々」出品。

1953年(昭和28年)42歳  前橋駅銅像完成。  

1955年(昭和30年)44   第11回日展審査委員(以後10)  

1962年(昭和37年)51  日展評議員。 

1968年(昭和43年)57  第11回日展「新秋」作品により内閣総理大臣賞受賞。 

 1972年(昭和47年)61  群馬県社会教育功労賞受賞。 

 1975年(昭和50年)64歳  第6回日展「遼」作品により日本芸術院賞受賞。

 群馬県文化功労賞受賞。 

1979年(昭和54年)68  紺綬褒章受章(以後5回受章) 

1980年(昭和55年)69歳  作品集を自ら出版。

 1984年(昭和59年)73   勲四等旭日小綬章受章。 

1987年(昭和62年)76  日展理事に就任。 

1988年(昭和63年)77歳  日展参事に就任。 

1995年(平成7年) 84   逝去。

 
 
私は美術や美術界の事は何もわからないズブの素人です。


 ですからこの略歴を見たときには、「ずいぶんいろんな賞をもらっているすごい人なんだあ…。」と思いました。

 しかし、素人でもちょっとしたにわか知識が身に付くと、見方は変わってくるのです。


 彼が出品し、彼を賞した展覧会「帝国美術院展覧会」「文展」「皇紀2600年奉祝美術展覧会」「文部省戦時特別美術展覧会」「日展」は、時代により名称こそ変わっていますが、すべて同じ美術団体が主催する同一の展覧会です。

 彼は内閣総理大臣賞という大そうな賞を受賞していますが、その作品が出品された展覧会で、彼は審査員も務めています


 

 出品者が審査員?おやぁ…?なんだか話があやしくなってきました。

  
 明治の終りに高崎市に生まれた分部順治は、彫刻家として大成しました。

  美術界で大きな成功を収め、功績を残したに違いありません。

 実際に、前橋の街は彼の作品であふれています。



 しかし、彼はいったい何者なのでしょうか?

 彼の美術的評価について、語る人は多くありません・・・。

 彼は生涯にわたり、作品を量産しましたが、作品目録も作品集もありません。

 ただひとつ、後で紹介しますが、彼が自費出版した小さな作品集が残るばかりです・・・。



 しかし、彼はたしかに略歴の上では美術界で活躍しました。

 ですが、彼の活躍したその、「美術界」とはなんなのでしょうか?


 次回はその「美術界」の一端を、日本最大の美術展覧会とその運営組織、分部が活躍した、「日展」でみていこうと思います。

« 前橋、名前の無かったもの巡り③前橋駅前 『建設と平和』像。第4回「石を投げれば分部にあたる。」 | トップページ | 前橋はこれからが自転車ベストシーズン。 »

コメント

こんにちは。いつも楽しく拝見してます。
”ブンブジュンジ”って誰?
と思っていましたが、ワケベと
読むのですね。作品を順番に読み上げても
家族には?で、
「児童文化センターのライオンなら知ってるけど、、」
といわれ、
「それもだ!」
となり、やっぱり”石を投げれば、、、、”
なんだ、と納得した次第です。
次の展開を楽しみにしてます。

たて様、コメントありがとうございます。

ここのところ、更新が滞っておりまして申し訳ございません。

そろそろ再開いたしますhappy01

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1654299/47401582

この記事へのトラックバック一覧です: 前橋、名前の無かったもの巡り③前橋駅前 『建設と平和』像。第5回「略歴は語る。」:

« 前橋、名前の無かったもの巡り③前橋駅前 『建設と平和』像。第4回「石を投げれば分部にあたる。」 | トップページ | 前橋はこれからが自転車ベストシーズン。 »

無料ブログはココログ
2016年12月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

ウェブページ